トライアスロンにチャレンジ!
トライアスロンの成り立ち
水泳(スイム)・自転車(バイク)・ランニング(ラン)の3種目を連続して行うことから、
ラテン語の”3″「トライ」と競技の「アスロン」を組み合わせてトライアスロンという言葉が生まれました。
起源は1974年
トライアスロンの起源は1974年。
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで開催された「ミッションベイ・トライアスロン」に遡ります。
現在とは全く異なった距離設定ながら、3種目を同時に行う初めてのレースとして、その歴史は幕開けます。
その後、1978年にハワイのオアフ島で開催されたのが究極の耐久レース「アイアンマン」。
当時、オアフ島では既にホノルルマラソン(42.195km)やワイキキ2.4マイル・ラフウォータースイム(3.86km)、アラウンド・オアフ112マイル・バイクレース(180km)という3つの耐久レースが開催されていました。
「これらのレースの中で最も過酷なものはどれか?」
「だったら同時にやってみて決めようじゃないか!」
アメリカ海兵隊員による宴上のたわいもない話題から、総距離226kmにもおよぶ新しい耐久レースが生まれました。
現在では、欧米を中心にその人気は高まる一方であり、毎年10月、満月に最も近い土曜日に『聖地』とされるハワイ島で行われるレースへの出場権をかけ、世界各地の予選で熱戦が繰り広げられています。
オリンピックの正式種目へ
また、トライアスロンは別のレース形態でも発展を続けています。
広く普及させていくためにより短い距離設定でのフォーマットを確立、こちらは「オリンピックディスタンス」と呼ばれるようになりました。総距離51.5km(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)で行うこのレースは、競技者・観戦者・運営する者いずれにとっても負担の少ないものとなっています。
こちらは2000年シドニーオリンピックから正式種目となり、ひとつの競技として成熟してきています。
日本でも、2016年希望郷いわて国体から正式種目として実施されることとなりました。
現在行われているトライアスロンのレースの多くがこの距離設定となっています。
競技内容
場所
海・湖沼・プールなど
求められる力
他の選手と接触しても落ち着いて泳ぎ始める冷静さ、自分の位置を確認しながら泳ぐテクニック
場所
一般公道・公園内など
求められる力
決められた距離をひとりで走りぬく力 ※他の選手を風避けにすること(ドラフティング)はルール違反
場所
一般公道・公園内など
求められる力
スイム・バイクが終わった後に走る(歩く)力
競技と競技の間は「トランジッション」と呼ばれ、第4の種目とも言われています。
もちろんゆっくり着替えをしても構いませんが、いかにスムーズに次の競技に移るかもトライアスロンを楽しむ要素ともいえます。
色々と試行錯誤しながら自分のスタイルを見つけましょう。
競技の種類
一口にトライアスロンと言ってもいろんなバリエーションがあります。
体力や得意種目、仕事や家庭との折り合いも含めて選んでいきましょう。
ロングディスタンス
■アイアンマンディスタンス
総距離226km(S:3.8km、B:180km、R:42.195km)
■宮古島
総距離200km(S:3.0km、B:155km、R:42.195km)
■佐渡
総距離236km(S:3.8km、B:190km、R:42.195km)
ミドルディスタンス
■ハーフアイアンマン70.3
総距離112km(S:1.9km、B:90km、R:21km)
■伊是名
総距離88km (S:2.0km、B:66km、R:20km)
■徳之島
総距離98km (S:2.0km、B:75km、R:21km)
オリンピックディスタンス
総距離51.5km(S:1.5km、B:40km、R:10km)
スプリントディスタンス
総距離25.75km(S:0.75km、B:20km、R:5km)
スイム+ランの組み合わせで実施
例:S:1.5km、R:10km
ラン+バイク+ランの組み合わせで実施
例:R:5km、B:30km、R:5km
トライアスロンの達人に聞いてみよう
横田英昭(カンパイビアアスリートクラブ)
・(社)日本トライアスロン連合 中級指導者
・(財)日本体育協会 トライアスロン指導員
主な成績
2015年五島長崎国際トライアスロン Bタイプ
一般の部総合優勝 6:21:01
総合優勝 1:46:17
2014佐渡国際トライアスロン大会 国際B
総合5位 5:05:32
第24回全日本トライアスロン宮古島大会
総合22位 年代別2位 8:46:03
第26回全日本トライアスロン宮古島大会
総合39位 年代別2位 9:19:39
Q:トライアスロンを始めたきっかけは何ですか?
プロになった先輩に憧れたから。
元々水泳をやっていたし、自転車は漕いだことある。走るのも問題ないからできるかも・・ってノリでした。
Q:初めて参加した大会の思い出は?
気軽に出場した初めてのレースでは洗礼が待っていました。
水泳こそトップ近くで上がってきたものの、全く練習してないバイクで大きなツケが。
自分の母親ほどの年齢かと思わしき女性から「若いんだから頑張りな!」と声をかけられつつ抜き去られました。
その後のランニングで多少持ち直したものの結果は散々たるもの。
ここから火が着き、練習環境や仲間作り、機材探しなどに積極的にのめり込むようになりました。
今ではショートからロングまでいろんなレースを楽しんでいます。
Q:トライアスロンの魅力ってなんですか?
生活環境・価値観まで前向きに変えてくれること。
3種目あるがゆえに自ずと限られた時間をうまくマネジメントするようになってきます。
泳ぐ・漕ぐ・走る・食べる・寝る。そして、ちょっと働く(笑)
シンプルながら充実した日々が待っていますよ。
Q:トライアスロンに参加する時のバイクは何でも良いんですか?
参加する大会により制限がある場合があります。
基本的にロードレーサータイプとなっているものが多いですが、ビギナーが多く参加する大会では
シティサイクルでも可能となっているものもあります。
トライアスロンの代名詞ともいえる『DHバー』、最近増えているTTバイク(ブルホーンハンドル)が
使えない大会もあるので、ご自身の自転車が適合するかも事前に調べておく必要がありますね。
Q:種目ごとに着替えたりするのでしょうか?
もちろん着替えても大丈夫。
ただし着替えている時間も記録に入りますのでいかに素早く着替えるかが重要になります。
種目と種目の切り替えの時間を「トランジッション」と言い、それは”第4の種目”ともいわれています。
ここを短縮するだけでトータルタイムが縮まると考えれば疎かにできない部分ですよね。
そこで登場するのが「トライスーツ」と呼ばれるウェアの類です。ちょっと厚手の水着のようなもので股には薄手のパッドが入っています。濡れてもすぐに乾くのでこれ一着で全種目を通すことができます。
Q:トライアスロンやアイアンマンなどの言葉を聞くのですが、違いは何ですか?
トライアスロンは、ギリシャ語の「3」を表す”トライ”と「競技」を表す”アスロン”を組み合わせたものが語源となっているとおり、3種目を通じて行う競技自体を指します。
一方、アイアンマンは特定のフォーマットで行われるレースのみを表します。
スイム3.8㎞・バイク180㎞・ラン42.195㎞、トータル226㎞で争われるものがそれにあたります。
アイアンマンシリーズは、毎年10月トライアスロンの聖地ハワイ島で行われるレースを世界選手権とし、
そのレース出場権をかけて世界各国で予選レースが開催されています。日本でも北海道(洞爺湖)で開催されるようになりました。
いわばアイアンマンは商標登録のようなもの。規定された距離のレースを完走した者にのみ与えられる称号となります。ちなみに、アイアンマン同等の距離設定の他のレースでは別の称号が与えられます。
宮古島トライアスロン大会
(スイム3Km・バイク155Km・ラン42.195Km)・・・「ストロングマン」
皆生トライアスロン大会
(スイム3Km・バイク145Km・ラン42.195Km)・・・「勇者(ブレーブ)」
佐渡トライアスロン大会
(スイム3.9Km・バイク190Km・ラン42.195Km)・・・「アストロマン」
Q:始めるにあたって最低限必要なモノは?大体幾らくらいかかるものなのですか?
種目毎に『最低限必要となるもの』を列挙してみます。
スイム
ゴーグル・キャップ(大会支給の場合がほとんど)・ウェットスーツ 4万円ほど
バイク
自転車・ヘルメット・バイクシューズ・ボトル(2~3本) 15~25万円前後ほど
(*アイテムのグレードにより金額に差が出てきます)
ラン
ランニングシューズ 1~2万円
種目共通
トライスーツ・ゼッケンベルト 3万円ほど
モノのグレードにもよりますが、20万円前後は必要になってくるでしょう。
Q:泳ぐのが苦手で躊躇してしまうのですが、どれ位泳げるようになれば参加できますか?
トライアスロンを始めるにあたって大きな壁として水泳を挙げる方は非常に多いです。
一般的に行われているオリンピックディスタンスでも、競泳の最長距離と同じ1500mを泳ぐことになりますので当然ですよね。
速さは抜きにして、プールでゆっくり長い時間(30分~60分)泳ぎ続ける力は必要となるでしょう。
ただ、ほとんどの大会はウェットスーツ着用が義務(もしくは推奨)となっているため思いのほかよく浮きます。
海での大会となれば海水による浮力も加わり更によく浮きますので意外とあっさり泳げるものです。
もうひとつ躊躇させる要因として、海や湖沼でおよぐ『恐怖感』があります。
なんとなく無防備な状態ですので「何か出てきそう」といった心理的不安は誰しもあるもの。
こちらについての解決策はただひとつ、「慣れる」しかありません。
スイムに限らずトライアスロンは、長い時間自然と向き合うスポーツ。焦らずマイペースを貫いた時ほど良い結果だったりするものです。普段からどっしり構えて練習を積み重ねましょう。
トライアスロンに必要なものって何だろう?
トライアスロンは、3種目あるからそれなりにグッズもたくさん。
各種目ごとに必要となる主なアイテムは以下の通りです。
トライウェア
各種目間で着替えてもよいですが、全て1着で通せるウェアは便利です。
あると便利なもの
ワセリン
擦れやすいところに塗っておくとレース後に痛い思いをせずにすみます。
日焼け止め
暑い時期に行われることが多いのでしっかり紫外線対策を。
アイウエア
バイク・ランニング時の目の保護に必要です。
ゼッケンベルト
これにゼッケンをつけておけばトランジッションも楽ちん。
補給食
ミドル以上では必需品。エネルギー切れはきついだけでなくレース後もダメージ大。
トライアスロンスターターキット
これからトライアスロンを始めよう!と考えているあなた。
とりあえず必要最低限のものを集めたスターターキットで気軽に始めてみましょう。
詳しくは店頭にてスタッフにお尋ねください。
※バイク・ヘルメット・ウェットスーツはサイズがあります。
トレーニングをはじめよう!
ロードバイクに乗ってみよう
どんなバイクを買ったらいいのか分からない? 自転車のサイズ合わせって何?
まずは正屋でロードバイクに試乗しよう。
試乗車をご用意しています。詳しくは店頭スタッフまで!
サンデーモーニングライド(バイク)
自転車は買ったけど走り方がわからないという方は、まずは正屋ビギナーズライドに参加しよう。
毎週日曜日に開催しているサンデーモーニングライドは、走行距離約20キロ~30キロ。スタッフと一緒に走りながらロードバイクの基礎を学びましょう。
土曜ラン(ポジティブストレッチプレゼンツ)
毎週土曜日朝9時より、正屋を基点として朝ランニングを開催しています。
どなたでも参加可能となっておりますのでお気軽にご参加ください。
(2023更新)
正屋トライアスロンビギナーズスクール
現在トライアスロンスクールはお休み中です
トライアスロンを始めたい方は是非スタッフ宮内まで!
ただいま練習会を計画中!!
(2023更新)
これからトライアスロンをはじめてみたい方、興味がある方、超初心者の方を対象としたスクールです。
泳ぎに自信がない方も、自転車が初心者の方も安心してご参加ください。
経験豊富なスタッフがあなたの疑問に答えます。
トライアスリートへの1歩はビギナーズスクールに参加することから始まりますよ。
カンパイビアアスリートクラブ練習会
*詳細はご連絡ください。(2023)
毎月2回(第2日曜日、第4土曜日)定期練習会を開催しています。
内容は開催日により変わりますが、基本的にいくつかの種目を組み合わせる内容です。
例:自転車60km+ランニング10km
走力が違う仲間同士でも楽しめるよう待ち合わせポイントを決めたり、周回コースを採用したりしていますので是非チャレンジしてみてください。
また、特定のレースに仲間で参加することも。
日頃の練習の成果を思い切りぶつけるもよし。その後の打ち上げを楽しみにひたすら我慢するもよし。
各々の目標に向けて一緒に楽しむスタンスで練習しています。
クラブ員以外の方の参加もOK。まずは一緒にトレーニングしませんか。
その名の通り「乾杯」をこよなく愛する大人の集団です。
慌しい毎日を過ごしている中で、身体を動かすことは明日への活力を生み出すエッセンスとなります。
より活動的に、より充実した人生をおくっていくために身体を動かし楽しむ。
自転車だけでなく様々な運動を通じ自身を高めていくことはもちろん、想いを共有できる素敵な仲間作りの場として発足しました。
自転車だけでなく、走る、泳ぐ、そして飲む! 得意分野は何でも構いません。
熱い想いをお持ちの方、是非ご参加ください~
トライアスリートになる為、そして続ける為には、まず目標の大会を決める事。
そして仲間を作る事が大切です。
ゴールする自分をしっかりとイメージして楽しく仲間とトレーニングをはじめましょう!
あなたも是非カンパイビアアスリートクラブに参加しませんか。
カンパイビアアスリートクラブでは、ただ今クラブ員を募集中です。
詳しくは、店頭にてスタッフにお尋ねください。