New Madone 試乗レポート

2015TWyokota.jpg

新型のマドンは、空力性能と快適性の高次元で融合させた究極のレーシングバイク。
エアロロードにありがちな乗り心地の悪さもトレック独自のISOスピードの前では過去の言える。


DSC_4141.jpg

専用設計の一体型ハンドル&ステムワイヤー類は全て内装される。
前から見るとこの通りのシンプルさ。

2015090301.jpg

Di2のジャンクションもフレーム内に収まる。バッテリーもこの位置に。

2015TW_Madone.jpg

外観上は分かり難いがシートチューブは2層構造になっておりドマーネでおなじみISOスピードが内装される。

2015090302.jpg

このバイクの特性はハイスピードと快適性、100kmを超えるレースやブルベに出る方にオススメです。ただしハンドル位置の調整時にワイヤーの長さ変更の可能性があり、梱包時もある程度の分解や組み付けが必要があるためやや上級者向けのバイクである。(敷田)
 
「エアロロード」
まさにこの言葉がぴったりのすごいバイクが登場です。
TTバイク・コンフォートバイク・シリアスロード、すべてのいいところを凝縮したといった感じ。
特筆すべきは「巡航性能」。
TTバイクが33~35km/hあたりから“バイクが勝手に進んでくれる”ような伸びを実感するのに対して、新型MADONEはより低速でもどんどん伸びていきます。
登坂や向かい風でもそれぞれの速度域を維持してくれるので、使用の幅はかなり広いといえます。
ヘッド周りの専用設計化により、組み付けは従来のロードに比べやや複雑。
それでも「本物」の性能を手に入れるためには必要経費と言えるかも。
トライアスリート横田としては、登坂が多く含まれるミドル~ロングのレースのほか、ガチンコ勝負のオリンピックディスタンスでも使ってみたいバイクです。

(横田)

 

 

 

 

 

 

岩崎正史 この記事を書いた人
岩崎正史