世界最軽量バイクÉmondaデビュー!

トレック史上最軽量ロードラインナップ「Émonda(エモンダ)」が新登場!!
 
20140701_EMONDA_SLR1.jpg
 
なんとその最軽量モデル「Émonda SLR10」は重量はわずか4.65kg (56)になります。
フレームサイズ(56)で4.65kgということは・・・
フレームサイズ(52)や(54)では当然もっと軽いという恐ろしい状況。
 
20140701_EMONDA_SLR2.jpg
 
MADONE(マドン)、 DOMANE(ドマーネ)の2枚看板、最強のラインナップを有するトレックが
新たなるモデルを必要とするのか、いささか疑問でしたが、
トレックがツール・ド・フランスを前に自信を持ってリリースしたエモンダ。
 
騙されたと思って、いやトレックさんを信じて即決でオーダー!
昨日こっそりとエモンダで軽く走ってきました。
 
まずはÉmondaとは・・・
 
「削ぎ落とす」という意味のフランス語 émonderが由来。
その名の通り、Émondaのコンセプトは必要のないものを削ぎ落とすこと。
すなわち、“世界最軽量のロードバイクを作ること”でした。
Émondaの特徴は徹底的に無駄を削ぎ落とした軽さです。また、ただ単に軽いだけでなく、
ライダーが最高の走りを体感できるように、一切の妥協なく乗り心地にもこだわったバイクです。
US本社の開発チームは、3年間にわたり幾度となくコンピュータ解析や実走テストを繰り返し行いました。
このテストには、誰よりもバイクに乗っているトレック・ファクトリー・レーシングの選手たちも関わり、
彼らもが満足する完璧な設計に仕上がっています。

 資料提供:トレックジャパン(株)
 
トレックが凄いのは、このわずか690gしかないフレームにも他のフレーム同様に生涯保証がついているということ。
1年でも、3年でも、5年でもなく、生涯保障!
ここまでキワドイバイクを作りあげてもしっかり保証してくれるというのは、トレックのミラクルな技術力の証ですね。
 ※トレックの自転車には製造上の問題に対して生涯保障がついています。
 
 
20140701_EMONDA1.jpg
 
さてこちらが早速ゲットした Émonda SL 8
 
Émonda SL 8 – 完成車価格: ¥550,000 (税込), フレームセット価格:¥250,000 (税込)
画像では、MAVIC RSYSを履いておりますが、完成車には、Bontorager RACEが付属しています。
RACEのホイール仕様でも、7キロジャスト。R-sysをインストールしたら簡単に6キロ台のマシンとなりました。
 
20140701_EMONDA6.jpg
 

なめらか

早速走ってみましたが、これが本当に驚くほどになめらかなバイク。
向かい風の中でも面白いように加速していきます。
流石にこれほど軽いとペダリングのタイミングもちょっと変わってきますね。
右を踏んで次に左を踏もうとしたときには、イメージよりも前にバイクが進んでしまっている様な印象でした。
乗り始めはバイクが軽すぎでクランクにパワーをうまく伝えるタイミングが合わない程。
トレック特有の癖のない仕上がりは

のびる

軽量バイクにありがちがトップスピード手前で失速する感じが無く
うまくスピードをのせることができるバイク。
マドンもそうであるように、地面にピタッと張り付くイメージはそのままに、
その車重も大きく味方してどのスピード域からも踏めばす~っとのびるイメージ。
新車のうれしさで足がまわっていただけとの噂もありますが、本当によかバイクです。

更なる軽量化へ

当然のごとく、軽量な仕上がりとなっているエモンダ。
うれしいことに、デフォルトのホイールは、BontoragerRACE。
この仕様でÉmondaSL8は、7.06kg。
このホイールBontoragerRACEの重量は、前後で1720gですので、お手持ちの軽量ホイールをインストールするだけで
さらに軽いバイクに仕上がるというお楽しみがついています。
ちなみに、Aeolus 3 D3 Tubularをインストールすると、なんと570gも軽くなってしまいます。

 
20140701_EMONDA2.jpg
 

KVFエアロデザインのMadoneにマドンに比べてスムーズな印象のヘッド周り。
リアブレーキの取り回しがMadoneやDomaneとは違っていて自然な取り回しとなっています。
個人的には、こちらも方が美しく、耐久性もあり好みですね。(あくまでに個人的な感想です。)
ヘッドチューブのデザインはMadoneのエアロ形状をうまく受け継いでいます。

20140701_EMONDA4.jpg
 
SLRは、ダイレクトマウント仕様となりますがこちらのÉmondaSL、及びÉmondaSはノーマル仕様。
Madoneのブレーキはダイレクトマウント仕様でBB後ろに位置して、エアロ効果を最優先していましたが
こちらは、軽量化が最重要項目となりシートステイにブレーキがマウントされいます。
ブレーキにアクセスしやすい位置で整備性はこちらの方がいいですね。
メカニックやライダーにとっても扱いやすい位置となりました。
 
20140701_EMONDA3.jpg
 
「ÉMONDA」 チェーンステイにのみこのÉMONDAの文字がクレジットされています。
 
20140701_duo.jpg
 
DuoTrap S センサー内蔵可能
ANT+とBluetoothセンサー対応のDuoTrap Sが取付可能な専用設計。
Bluetoothセンサー内蔵の完成車、現在のところトレックのみ。
サイクルコンピューター、携帯のアプリケーションなど、幅広いディバイスに対応しているのがうれしいですね。
写真にあるセンサーのダミーカバーは、ゴム製となりました。
 
20140701_EMONDA5.jpg
 
こちらも新しく開発された、ultra-light Ride Tuned seatmast
その名の通り軽量化されたマストキャップです。 
上位グレードのSLRはさらにえぐいことになっております。(さらに軽量!)
 
20140701_EMONDA7.jpg
 
ストレートタイプのフロントフォーク。
衝撃吸収性もよく、ハンドリングもマイルド。
 


気になるラインナップはこちら

Émonda SLR 10 – 完成車価格: ¥1,590,000 (税込) 限定モデル 4.6kg (56)

Émonda SLR, SL – プロジェクトワン (登場時期未定)

Émonda SL 8 – 完成車価格: ¥550,000 (税込), フレームセット価格:¥250,000 (税込) 
プロジェクトワン設定あり

Émonda SL 6, WSD – 完成車価格:¥369,000 (税込) プロジェクトワン設定あり

Émonda SL 5, WSD – 完成車価格:¥299,000 (税込)

Émonda S 6 – 完成車価格:¥299,000 (税込)

Émonda S 5, WSD – 完成車価格:¥229,000 (税込) プロジェクトワン設定あり

Émonda S 4 – 完成車価格:¥190,000 (税込) プロジェクトワン設定あり

岩崎正史 この記事を書いた人
岩崎正史