【試乗】TREK MADONE SL6【してきました】

高性能をより身近に

先日、新型のMADONE SLRがデビューしましたが、先代マドンの特徴とも言うべきベクターウイングが姿を消して残念に感じた方もいらっしゃるかと思います。性能は申し分ないとはいえ、価格も68万円~となかなか手の届きにくいものがあります。
そんなあなたにMADONE SL6をご紹介いたします。

色あせないギミック


MADONE9を象徴する部分といえばこのベクターウイング。
MADONE SLにもしっかり受け継がれています。
もちろんサドルの下のISOスピードも健在。
エアロロードにありがちな乗り心地の悪さは心配ご無用です。
定評のある500シリーズのOCLVカーボンにR8000アルテグラ、50mmハイトのアイオロスコンプの組み合わせ。
バリバリのレーサーだけでなく、ロングライドにも使いやすいオールラウンダーに仕上がっています。


コントロールセンターはシマノのR9100系以降のパーツの仕様を想定、ケーブルアジャスターは姿を消しています。
写真ではわかりにくいですが、MADONE SLはマドンとしては第5世代に当たるため、「No.5」と記されています。
ちなみに新作MADONE SLRは第六世代を示す「No.6」が刻まれています。

その実力はいかに

漕ぎ出しこそやや重さをかんじるものの、30km/hほどまでスピードが上がると速度維持がしやすい。
試乗コースには300mほどの登りがあったが、こういったパワーで押し切れる短い登りは難なく乗り切れる。
平坦や、ゆるい下りに入るとエアロロードの真骨頂。あれよあれよとスピードが上がる感覚は病みつきになりそう。
ロードレースやはもちろんのこと、ブルベのようなロングライドでも性能を発揮することでしょう。
DHバーの装着も容易なため、トライアスロンにもおすすめです。

MADONE SL6

フレーム素材:500Series OCLV Carbon
BB:BB90
メインコンポーネント:シマノR8000 ULTEGRA
ブレーキ:Madone aero, integrated
ホイール:Bontrager Aeolus Comp Tubeless Ready
サイズ:50、52、54、56、58、60、62cm
完成車重量(サイズ56):8.20kg
カラー:Black/Quicksilver
価格:462,000円(税別)
敷田 修一 この記事を書いた人
敷田 修一