脱!チューブレスタイヤのススメ

あなたのタイヤ、大丈夫ですか?

チューブレスタイヤをご使用中の皆さまへ

チューブレスタイヤ、卒業しませんか?

突然そんなことを言われても、「自転車屋さんがなんば言いようとや!」と思われるかもしれません。
ですが、ちょっとお聞きしたいんです。


本当にチューブレスタイヤが必要ですか?

あなたのサイクルライフに、本当にチューブレスタイヤは必要でしょうか?

✅ パンクしたらその場で対応できますか?
✅ タイヤ、外せますか?
✅ ハンドポンプでビードを上げられますか?
✅ シーラントが入っていること、知ってますか?
✅ そもそも、チューブレスタイヤを装着していることを知らなかった…なんてこと、ありませんか?


「チューブレスレディタイヤ(TLR)」とは?

チューブレスタイヤには、正確には 「チューブレスタイヤ(TL)」と「チューブレスレディタイヤ(TLR)」 の2つの種類があります。
今回は 特に「チューブレスレディタイヤ(TLR)」 についてお話ししますね!

TLRタイヤの内部には、チューブの代わりに シーラント液 が入っています。
この液体がタイヤの密閉性を高め、空気の漏れを防いでくれる…という仕組みです。


しかし……!

このシーラント液、魔法の液体ではありません。
時間が経つと 気化 してしまうため、定期的な補充が必要 なのです。

「えっ、マジで!?買ってからずっとほったらかし!」
「そんなものが入ってるなんて知らんかった!」

そんな方も、意外と多いんです。

さらに…ライド中にパンクした場合、修理方法は3つ。

1️⃣ 専用のパンク修理キットで修理
2️⃣ シーラントを補充して対処(軽度の穴ならOK)
3️⃣ シーラントを拭き取ってからチューブを入れる

…正直、かなり面倒な作業 ですよね?


「チューブレス、やめた!」 という選択もアリ?

実際にパンク対応を経験したサイクリストの中には、

「もうチューブレスタイヤや~めた!」

と、シーラントを使わず 中にチューブを入れて運用 する方法に切り替えている方も増えています。

つまり、「パンクしたらチューブ交換」という昔ながらの対処法に戻るわけです。

「それならできる!」 という方もいれば
「そもそもチューブ交換ができないんだけど……」 という方もいらっしゃるでしょう。

チューブレス vs. クリンチャー(チューブあり)
メリット・デメリットをしっかり比較して、あなたに合った運用 を選んでみてくださいね!


見落としがちな「チューブレステープ」も要チェック!

上の写真は 「チューブレステープ」 と呼ばれるものです。
実は、これも 定期的に交換が必要 なんです。

写真では、シーラントがテープの下に入り込んでしまい、本来の役割を果たさなくなっています。
チューブレスホイールを使用して 1年以上経過 した方は、一度テープの状態をチェック してみてください!


ちなみに、私はチューブレス派です!

「チューブレスタイヤをやめよう!」とお話ししましたが、実は…

私はチューブレス派です!

✅ 低圧で走れるのが気持ちいい!
✅ 乗り心地が最高!
✅ パンクリスクが少ない!

もちろん、トラブル対応ができる からこそチューブレスを選んでいます。
ですが、すべての人にチューブレスが最適なわけではありません。
自分のスタイルに合った運用を選んで、サイクリングをもっと快適に楽しみましょうね!


チューブレスタイヤの主なメリット・デメリット

✅ メリット

✔ 転がり抵抗の低減
✔ グリップ向上
✔ 低圧運用で乗り心地UP
✔ 耐パンク性能が高い

❌ デメリット

✔ 価格が高い
✔ メンテナンスの手間(シーラント補充)
✔ タイヤが外れにくい
✔ パンク修理が大変


あなたに合ったタイヤ運用を選びましょう!

自転車の運用は 「自分に合った方法を選ぶ」 ことが大事です。

「チューブレスが向いている人」もいれば、
「クリンチャー(チューブあり)が向いている人」もいます。

どちらを選んでも、楽しく安全に走れることが一番!
あなたのサイクルライフが、もっと快適になりますように! 

 

岩崎正史 この記事を書いた人
岩崎正史