TREK SESSION8 (セッションエイト)入荷しました。

2011年のワールドカップを沸かせたTREK WORLD RACINGのアーロン・グウィン。
彼が乗った最後のアルミSESSIONをベースに昨年のSESSION88を
さらにブラッシュアップしたSESSION8の2012年モデルが入荷しました。

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今年はTREK-WHITEと呼ばれるカラーリングで
白というカラーも相成ってフレームワークもどか~んと太く見え、
かなりマッシブな印象を受けますね。
さらに正屋のDHジャージとのマッチングも十分考慮されている?ようでオフィシャルバイク感も 十二分です。
2012年は昨年モデルをベースに細かい部分で追加工が行われています。

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MINO-LINKと呼ばれるヘッドアングルの調整機構。
この長方形のリンクを180°入れ替える事により ヘッドアングルを2段階に調整できます。
コースによってセッティングの幅が広がると同時に、
180㎜クラスのシングルクラウンに交換した際のフォーク長の変化に伴うヘッドアングルの立ちすぎ
などもこのリンクブロックを使用する事により解消できます。 

続いてINTERNAL-CABLE ROUTINGというフレーム内に油圧ライン、シフトケーブルを通すための システム。
なんとフォークストップバンパーに挿入口が設けられ、挿入角度もフォークのインナーに
潰されない絶妙な角度が付けられています。
これを考案したエンジニアのドヤ顔が目に浮かびますね!
フレームの細かい説明はこのくらいにして、早速組み立てが始まっています。

皆さんご存知かと思いますが正屋では組み立て前にはフレームいっちょで丸裸です。
部品を全部外す事でフレームに異状が無いか、部品に隠れた傷が無いかなど確実にチェックができます。
もちろんフレームの切削作業にもスムーズに取りかかれます。
さっそくDHバイクの駆動系の命とも言えるISCGタブと呼ばれるチェーンデバイスの台座を フェイシングです。
これが均等な面を出していないとデバイスのガイドが上下でズレが生じてしまい、
チェーンジャムや脱落などDHライド中であれば命にも関わる可能性も。
正屋ではノウハウも十分。
スタッフ自らSESSIONを駆り正屋メイドのバイクにフィードバック。

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話が横道にずれましたがこうして専用ツールを用いて台座をしっかりと切削していきます。
カリカリと慎重に、時には大胆に… 

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できあがり!

切削面がピカピカと輝きます。
これを眺めるだけでメカニックはメロメロです。
俄然これ以降の作業にも力が入ります。
今期このバイクを駆る弊社スタッフも隣でドキドキ。

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今回のSESSION8、デモ用にたくさんのお客様にご試乗いただけるようにと
リアユニットを エアでスプリングレートを変更できるFOX DHX-AIR5.0へと換装しております。
今年ワールドカップで勝ちまくったSESSION、その性能は折り紙付きです。
走り出した瞬間にこのバイクのよさを感じていただける事間違いなし!
ちょっととんがったジャンルのバイクですが、これもまた正屋のオススメなのです。

 

岩崎正史 この記事を書いた人
岩崎正史